シュロ・樹皮・ダンボール
あまり気にしてみていなかったものに「シュロ」というものがありました。
色んなことを調べ始め、あるいはテレビ番組を見て「シュロとは何?」と思ったら、意外に身近な存在であると知ったものです。
シュロとは、ダンボールの原料同様、植物です。
つまり植物のことですが、樹皮に特徴があり、それを火種を作るために用いたり、アウトドアなどで水を濾過する繊維としても用いられます。
樹皮というと一枚の紙や板のようなイメージですが、シュロの場合まるで痛んでダメージを受けた髪の毛のように糸のような繊維で覆われています。
この植物はヤシ科の常緑高木で、漢字では「棕櫚」「棕梠」「椶櫚」などとあわらすこともあります。
中国から日本までかなり広い地域で生育しており、ある程度の寒さにも強いため、東北地方まで分布していると言われています。
ヤシというと南国植物というイメージですが、雪で覆われる地域にも生育していることを知ったときは、ちょっとビックリしました。
葉の特徴は熊手の様になっており、木には雄と雌があります。
この植物の樹皮はとても優秀で、腐食しにくいという特徴があり、ホウキの原料として使われたり、縄を編んだり、むしろなどの敷物が作られることもあるそうです。昔から生活に必要なものを作り出す原料として用いられてきました。
シュロには葉が垂れ下がっているものとそうでないものがあります。
垂れ下がっている方を「ワジュロ」といい、葉が元気よく垂れ下がらずにいるものを「トウジュロ」と言います。トウジュロの葉はカンノンチクの葉に似ている気がしますが、あちらもヤシ科に属するそうです。「竹(チク)」とありますのでてっきり竹の一種なのかと思っていました。
このカンノンチクの樹皮も糸状のものが出ています。
ヤシ科の植物としては大きく育ちませんし、土中で繁殖していくため日本庭園風の庭や、鉢植えにし、古典園芸植物として楽しむことができます。
ちなみにカンノンチクは別名「リュウキュウシュロチク」とも呼ばれるそうです。まるで沖縄が原産のような感じですが、中国南部の植物だそうです。
昔から生活に必要なものを作ってきたシュロの樹皮は強靭な繊維ですので、これをダンボールの原料として用いたらかなり品質のよい原紙が出来る気がします。ただ、多くが古紙として回収され煮溶かされてリサイクルされますのでもったいないという感じは受けますね。
こちらで和紙を作るとしたら、繊維がそのままに残ってしまいそうです。実際はどうなのでしょう。
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